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Claude Code v2.1.81 — --bareでスクリプト起動を軽量化、権限承認をスマホ送信に対応

Claude Code v2.1.81 — --bareでスクリプト起動を軽量化、権限承認をスマホ送信に対応

Claude Code v2.1.81はスクリプト実行用の--bareフラグ、スマホへの権限承認転送--channels、MCP OAuthのCIMD対応など27項目をまとめた中規模リリースです。

読了目安 約7

このリリースで何ができるようになるか

Claude Code v2.1.81は新機能2件・改善5件・修正19件・仕様変更2件の27項目を含むリリースで、自動化とリモート運用の文脈で読み解ける整備が中心です。

  • --bareフラグでhooks / LSP / プラグイン同期 / skill走査をスキップした「最小ランタイム」claude -pが使えるようになり、CIやスクリプト起動が軽くなる
  • --channelsでMCP対応サーバ経由のツール承認プロンプトをスマートフォンに転送できるようになり、長時間実行で「許可待ち」が止まらなくなる
  • MCP OAuthがClient ID Metadata Document(CIMD / SEP-991)に対応し、Dynamic Client Registration非対応のサーバとも繋がる

つまり「CIでclaude -pを呼ぶときにhooksの副作用が邪魔だった」「夜間バッチで権限承認待ちで止まっていた」「特定MCPサーバで認証経路が無くて諦めていた」のいずれかに該当する場合は、本版で運用が広がります。

あなたの開発フローはどう変わるか

CIや自動化スクリプトでClaude Codeを呼ぶチーム

-p(one-shot print)モードで呼ぶときに--bareを付けると、hooks / LSP / プラグイン同期 / skillディレクトリ走査がすべてスキップされます。OAuthとkeychain認証は無効化され、ANTHROPIC_API_KEYもしくはapiKeyHelper(--settings経由)が必須になり、auto-memoryも完全に停止します。

ANTHROPIC_API_KEY=sk-ant-... \
  claude -p "このdiffを3行で要約して" --bare < diff.patch

つまり対話的なユーザー環境に依存しない、純粋なAPIラッパーとして動くclaudeコマンドが得られます。プラグインやhooksが副作用を起こしがちなCI環境で、再現性の高い実行に寄与します。--bare -p(SDKパターン)は同時にAPIリクエストまで約14%高速化されています。

合わせて、CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETASstructured-outputsベータヘッダを抑制できず、Vertex / Bedrock経由のプロキシで400エラーが出ていた問題が修正されました。proxy越しでBedrock / Vertexに繋ぐ企業構成にも直接効きます。

長時間実行・夜間バッチでClaude Codeを動かす運用

--channelsの権限リレーが追加され、permission capabilityを宣言したchannelサーバがツール承認プロンプト(Bash実行許可、MCP tool呼び出し許可など)を手元のスマートフォンに転送できるようになりました。「手元のPCに張り付かなくてよいClaude Code」へ一歩進む形です。Team / Enterpriseで他にmanaged settingsが設定されていない環境で--channelsがバイパスされていた不具合も同時に修正されています。

MCPで外部SaaSに繋ぐチーム

MCPサーバ接続時のOAuthがClient ID Metadata Document(CIMD / SEP-991)に対応し、Dynamic Client Registrationを実装していないOAuthプロバイダでもメタデータ文書ベースでclient idをネゴシエートできるようになりました。接続できるMCPサーバの幅が広がります。

合わせて、MCPのread / search tool呼び出しがQueried {server}の単一行に折り畳み表示され(Ctrl+Oで展開)、ログの可読性が改善されます。

voice mode / Remote Controlを日常利用しているユーザー

修正のうち、リモート運用に効くものが束で入りました。

  • voice modeがリトライ失敗を握りつぶして「ネットワークを確認してください」と誤表示する問題
  • WebSocketが無言切断されたときに音声が復帰しない問題
  • Remote Controlのセッションタイトルが汎用表示のままだった問題、/renameがタイトルを同期しない問題、/exitでセッションがアーカイブされない問題

複数のClaude Codeセッションを並行で使うユーザー

複数セッション同時利用時にOAuthトークン更新で再認証を繰り返す問題が修正されました。1つのセッションがリフレッシュすると他のセッションが再ログインを求められる挙動です。

Windows / WSLユーザー

Windows(WSL on Windows Terminalを含む)でライン単位のレスポンスストリーミングが暫定的に無効化されました。描画不具合が理由で、恒久的な除外ではなく暫定対応と読めます。Git Bash利用時にv2.1.78のリグレッションで壊れていたWindowsのPATH継承も修正されています。

主な変更点

新機能

  • --bareフラグ: スクリプト用-pモードでhooks / LSP / プラグイン同期 / skill走査をスキップ。ANTHROPIC_API_KEYまたはapiKeyHelper(--settings経由)必須、OAuth・keychain認証は無効、auto-memoryも停止
  • --channels権限リレー: permission capabilityを宣言したchannelサーバがツール承認プロンプトをスマートフォンに転送

MCP OAuthのCIMD対応

Client ID Metadata Document(CIMD / SEP-991)に対応し、Dynamic Client Registration非対応のOAuthプロバイダでも繋がるようになりました。

改善

  • MCP read / search tool呼び出しがQueried {server}の1行に折り畳み(Ctrl+Oで展開)
  • ! bash modeのディスカバラビリティ向上(対話型コマンドが必要な場面でClaudeが!モードを提案)
  • ref追跡型プラグインは毎回再cloneし、upstreamの変更を拾う
  • Remote Controlセッションタイトルが3メッセージ目以降に自動リフレッシュ

認証・プロキシの修正

  • 複数セッション同時利用時にOAuthトークン更新で再認証を繰り返す問題を修正
  • CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETASがstructured-outputs betaヘッダを抑制できず、Vertex / Bedrock経由のプロキシで400エラーが出ていた問題を修正

voice mode / Remote Controlの修正

  • voice modeがリトライ失敗を握りつぶして「ネットワークを確認してください」と誤表示する問題
  • WebSocket無言切断後に音声が復帰しない問題
  • Remote Controlセッションタイトルが汎用のままだった問題、/renameがタイトル同期しない問題、/exitでセッションがアーカイブされない問題

ローカル / プラグイン / UIの修正

  • Node.js 18でのクラッシュを修正
  • ダッシュを含むBashコマンドで不要な権限プロンプトが出ていた問題
  • セッション途中でプラグインディレクトリが削除されたときにhooksがprompt送信をブロックする問題
  • バックグラウンドエージェントのタスク出力がポーリング間隔の境界でハングするrace
  • worktreeセッション再開時にworktreeに戻らない問題
  • /btwが応答中のpasteを拾わない問題
  • tmux下で高速Cmd+Tab後のpasteがクリップボードコピーに勝ってしまうrace
  • ターミナルタブタイトルの自動生成が反映されない問題
  • 不可視なhook attachmentがtranscript modeのメッセージ数を水増しする問題

加えてVS Code拡張では、Git Bash利用時にv2.1.78のリグレッションで壊れていたWindowsのPATH継承が修正されました。

仕様変更2件

  • Plan modeのclear contextオプションをデフォルトで非表示化。復活させるには"showClearContextOnPlanAccept": trueを設定
  • Windows(WSL on Windows Terminal含む)でライン単位のレスポンスストリーミングを無効化。描画不具合が理由で、恒久的な除外ではなく暫定対応と読める

このリリースが示す方向性

v2.1.81は見出しを飾るような派手な新機能はありませんが、「Claude Codeを人間が対話的に叩くツール」から「外部システムに埋め込まれるコンポーネント」へ広げる流れが、2つの新フラグに色濃く出ています。

--bareはCI / バッチ / スクリプトでの呼び出しを想定した「最小ランタイム」モードで、プラグインやskills、auto-memoryといった対話向けの仕掛けを意図的に切り離します。これは逆に言えば、通常モードにはそれらの層が厚く乗っているという自認でもあり、対話用途と自動化用途で別レーンを引いたと読めます。

--channelsはRemote Control系の延長で、承認プロンプトという「対話的制約」をデバイス越しに解消する仕組みです。長時間実行のagentや、夜間のバッチでClaude Codeを走らせている人には地味ながら効きの大きな追加です。

MCP OAuthのCIMD対応は、外部サービス接続面の拡張です。Dynamic Client Registrationを実装していない既存SaaSのMCPサーバ実装でも、メタデータベースで繋がる道が開けました。接続可能なMCPサーバの母集団を広げるための地盤整備と位置付けられます。

この3つを重ねると、「スクリプトから呼ぶ」「手元から離れて動かす」「外部サービスに繋ぐ」という運用の自由度を上げる軸がそろって強化された版、という見立てが自然です。

まとめ

  • CI / スクリプトからclaude -pを叩いているなら即更新推奨: --bareで副作用を切れる、Vertex / Bedrockプロキシ400エラー修正も効く
  • voice mode / Remote Control日常利用なら推奨: 音声無言断・誤エラー表示・タイトル同期が一気に改善
  • MCPで外部SaaSに繋ぐなら推奨: CIMD対応で接続可能なサーバが広がる
  • 複数セッション並行運用なら推奨: OAuthトークン更新時の再認証ループが解消

--bareでCI向けに挙動を引き締め、--channelsで権限承認をデバイス越しに逃がし、CIMD対応で接続可能なMCPサーバを広げる、という3点セットは、Claude Codeを「手元のIDE補助ツール」から「ワークフローの一部品」へ押し広げる方向性と重なります。日常的にClaude CodeをCIや長時間セッションで動かしている開発者ほど、恩恵が大きいリリースです。

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