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Claude Code v2.1.119 — /config設定の永続化と、--from-prのGitLab/Bitbucket対応

Claude Code v2.1.119 — /config設定の永続化と、--from-prのGitLab/Bitbucket対応

Claude Code v2.1.119は/config設定をsettings.jsonに永続化し、--from-prをGitLab/Bitbucket/GitHub Enterpriseまで拡張、Hooksにduration_msを追加して計測の解像度を上げました。

読了目安 約8

このリリースで何ができるようになるか

Claude Code v2.1.119は、設定の振る舞い・PR連携・Hooks計測といった土台の整備にまとめて手を入れたリリースです。

  • /config で変更した設定(theme / editor mode / verbose等)が ~/.claude/settings.json に永続化(project / local / policyのoverride階層にも参加)
  • --from-pr がGitLab MR / Bitbucket PR / GitHub Enterprise PRのURLを受け付ける(github.com限定が解放)
  • Hooks入力に duration_ms 追加(PostToolUse / PostToolUseFailure でツール実行時間を取得可能。権限プロンプトとPreToolUse Hooksの時間は除外)
  • --print モードがagent frontmatterの tools: / disallowedTools: を尊重(対話モードとCIモードの挙動が揃う)

直前のv2.1.118がVim VisualモードやMCP OAuth経路に集中したのに対し、本版は設定 / CI / Hooksといった土台側を整える内容です。

あなたの開発フローはどう変わるか

/config で設定を変えているユーザー

これまで /config でtheme / editor mode / verboseを変えても、メモリ内の設定だけ更新されて再起動で初期化される挙動が長く残っていました。本版から /config の変更が settings.json に書き込まれ、project / local / policyのoverride順序に組み込まれます。「再起動するたびにverboseを入れ直す」運用が常態化していた構成では、本版で挙動が直感に合うようになります。

GitHub以外のGitホスティングを業務で使っているチーム

--from-pr がGitLab MR / Bitbucket PR / GitHub Enterprise PRのURLを受け付けるようになりました。これまでgithub.com専用だったため、社内GitLabやBitbucketを使う組織では別経路でdiffを取り込む必要がありました。あわせて prUrlTemplate 設定が追加され、フッターに表示されるPRバッジを自社のコードレビューシステムのURLテンプレートに置き換えられます。「Claude Codeを業務に取り込めない」一因が解消した形です。

Hooksでテレメトリを集めているチーム

PostToolUsePostToolUseFailure のHook入力に duration_ms フィールドが追加されました。権限プロンプトとPreToolUse Hooksの時間は除外された純粋なツール実行時間が取れるため、ツール別の所要時間分布やBash / Write等の遅延傾向を集計できます。

OpenTelemetry側でも tool_result / tool_decision イベントに tool_use_id が、tool_resulttool_input_size_bytes が追加されており、ツール実行のトレース粒度が一段細かくなりました。

CIからClaude Codeを呼ぶ構成

--print モードで起動した際に、agent定義の tools: / disallowedTools: フロントマターが効くようになりました。--agent <name> 起動時の組み込みエージェントでは、agent定義の permissionMode も尊重されます。CIと対話モードで微妙に挙動が違うことがフレーキー要因になっていた構成では、本版以降同じ権限境界で動かせます。PowerShellツールもauto-approve経路に乗り、Bashと同じ扱いになりました。

MCPを多段で使うチーム

SubagentとSDK MCPサーバの再構成接続が直列から並列化されました。v2.1.117でメインプロセス側のMCP並列起動が入った流れの続きで、Subagent / SDK経路にも適用された形です。MCPを多段で使うほど起動時間に効きます。

IT管理 / 企業ポリシー側

managed settingsの blockedMarketplaceshostPattern / pathPattern エントリが正しく強制されるようになりました。マーケットプレイスのインストール経路を社内ポリシーで制限している環境では、本版以降が正しく効く版になります。

主な変更点

設定 / 永続化

  • /config の値(theme / editor mode / verbose等)を ~/.claude/settings.json に永続化。project / local / policyのoverride順序に参加
  • prUrlTemplate 設定を追加: フッターのPRバッジをgithub.com以外のコードレビュー URLに向けられる
  • CLAUDE_CODE_HIDE_CWD 環境変数を追加: 起動ロゴ表示の作業ディレクトリを隠す

CI / 非対話モード

  • --from-pr がGitLab MR / Bitbucket PR / GitHub Enterprise PR URLを受け付ける
  • --print モードがagent frontmatterの tools: / disallowedTools: を尊重
  • --agent <name> が組み込みエージェントの permissionMode を尊重
  • PowerShellツールがBashと同様にpermission modeでauto-approve可能に

Hooks / 観測

  • PostToolUse / PostToolUseFailure のHook入力に duration_ms 追加(権限プロンプトとPreToolUse Hooks時間は除外)
  • OpenTelemetry: tool_resulttool_decision イベントに tool_use_id 追加、tool_resulttool_input_size_bytes 追加
  • ステータスライン: stdinのJSONに effort.levelthinking.enabled 追加

接続 / プラグイン

  • SubagentとSDK MCPサーバの再構成接続を並列化(従来は直列)
  • 別プラグインのバージョン制約でpinされたプラグインが、満たす最高gitタグに自動更新
  • blockedMarketplaceshostPattern / pathPattern エントリが正しく強制されるよう修正

操作 / UI

  • Vimモード: Insert中のEscがキュー済みメッセージを入力欄へ戻さなくなり、再度Escで割り込み可能
  • スラッシュコマンド候補のハイライトがクエリにマッチした文字を強調
  • スラッシュコマンドピッカーの長い説明が2行目に折り返し(従来はtruncate)
  • owner/repo#N ショートハンドリンクがgit remoteのホストを使う(従来はgithub.com固定)

修正(入力 / クリップボード)

  • WindowsクリップボードやXcodeコンソールからCRLFを貼ると行ごとに空行が挿入されていた問題を修正
  • Kittyキーボードプロトコル下のbracketed pasteで改行が失われる問題を修正
  • / で始まるパスの絶対パスをスラッシュコマンド内で @ Tab補完すると入力全体が置換される問題を修正
  • macOS Terminal.app + Docker / SSH起動時にプロンプト先頭に p が混入する問題を修正

修正(MCP / Tool)

  • ネイティブmacOS / LinuxビルドでBashツールがpermissionsで拒否されるとGlob / Grepツールも消える問題を修正
  • MCP HTTP接続がOAuth discovery応答に非JSONが含まれると「Invalid OAuth error response」になる問題を修正
  • HTTP / SSE / WebSocket MCPサーバの headers${ENV_VAR} プレースホルダーがリクエスト前に展開されない問題を修正
  • --client-secret で保存したMCP OAuth client secretが、client_secret_post を要求するサーバへのトークン交換時に送られない問題を修正
  • Tool searchをVertex AIで既定OFFに(未対応beta headerエラー回避、ENABLE_TOOL_SEARCH でopt-in)

修正(セッション / 表示 / その他)

  • フルスクリーンモードでスクロール位置がツール完了で底に戻る問題を修正
  • Rewindオーバーレイが画像添付メッセージを「(no prompt)」と表示していた問題を修正
  • auto modeがplan modeを「Execute immediately」指示で上書きする問題を修正
  • async PostToolUse Hookが空ペイロードを返した場合に空エントリがセッショントランスクリプトに書き込まれていた問題を修正
  • Subagentタスク通知がキューで残ったときspinnerが回り続ける問題を修正
  • /skills のEnterキーが、ダイアログを閉じる挙動から /<skill-name> をプロンプトにpre-fillする挙動に変更
  • /agents 詳細ビューがsubagentから使えないbuilt-inツールを「Unrecognized」と誤表示する問題を修正
  • WindowsでプラグインのMCPサーバがプラグインキャッシュ不完全時に起動しない問題を修正
  • /export が会話で実際に使ったモデルではなく現在の既定モデルを表示する問題を修正
  • verbose出力設定が再起動で失われる問題を修正(永続化対応の派生)
  • /usage の進捗バーが「Resets …」ラベルと重なる問題を修正
  • プラグインMCPサーバが ${user_config.*} でオプショナルフィールドの空欄を参照すると失敗する問題を修正
  • 文末のピリオド付き数字が独立行に折り返される問題を修正
  • /plan / /plan open がplan mode突入時に既存のplanを取らない問題を修正
  • auto-compaction直前に呼び出されたskillが次のユーザーメッセージに対して再実行される問題を修正
  • /reload-plugins / /doctor が無効化済みプラグインのロードエラーを報告していた問題を修正
  • Agentツールの isolation: "worktree" が過去セッションの古いworktreeを再利用する問題を修正
  • 無効化されたMCPサーバが /status で「failed」と表示される問題を修正
  • TaskList が任意のファイルシステム順ではなくID順でタスクを返すよう修正
  • gh 出力に「rate limit」を含むPRタイトルがあると GitHub API rate limit exceeded ヒントが誤発火する問題を修正
  • SDK / bridgeの read_file が成長中ファイルへのサイズキャップを正しく効かせていなかった問題を修正
  • git worktree内で作業するとPRとセッションが紐付かない問題を修正
  • /doctor が高優先scopeに上書きされたMCPサーバエントリで誤警告する問題を修正
  • Windows: 「cmd /c ラッパーが必要」という偽陽性警告を撤去
  • VS Code: macOSのマイク権限プロンプト中に最初の音声録音が無音になる問題を修正

/config 永続化が示す「設定の素直化」フェーズ

本版で構造的に効くのが /config 設定の永続化です。これまでのClaude Codeは、コマンドラインフラグ / settings.json / /config / managed settingsがそれぞれ独立した経路で振る舞っており、/config で変えた値が再起動で戻る挙動は古参ユーザーには「直感に反する仕様」として残っていました。

本版で /config 設定が settings.json に書き出され、project / local / policyのoverride順序に組み込まれたことで、「画面上で変えた値はディスクに残る」「ディスクの値はmanaged settingsの階層に従う」という素直なメンタルモデルに揃いました。verbose設定の永続化バグが同時に修正されているのも、この方針転換の一環として読めます。

あわせて prUrlTemplate のような社内環境向け設定や、blockedMarketplaces のhostPattern / pathPattern強制、--from-pr のGitLab / Bitbucket / GitHub Enterprise対応が並んでおり、Claude Codeが想定する「業務利用環境」の幅が広がっている版とも言えます。直前のv2.1.118が認証経路の地ならしだったとすれば、本版は「設定とCI連携の地ならし」と並べられます。

まとめ

  • GitLab / Bitbucket / GitHub Enterpriseを業務利用するチーム: --from-pr 拡張と prUrlTemplate で連携経路が広がり、業務GitホスティングへClaude Codeを取り込みやすくなります
  • CIからClaude Codeを呼ぶチーム: --print / --agent の権限境界がagent定義通りに動くようになり、対話モードとCIで挙動が揃います
  • /config で設定を頻繁に変えるユーザーは推奨: 再起動で戻らなくなる
  • Hooksでテレメトリ収集しているチームは推奨: duration_ms でツール別所要時間が取れる
  • 派手な新機能より、長く残っていた地味な引っかかりの一掃が本体: 30件超の修正の多くが日常で踏んでいた挙動

更新は claude update で取得できます。次のv2.1.120ではWindowsでのGit Bash必須解除など、別系統の運用改善が続きます。

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