Claude Code v2.1.122 — Bedrock service tier環境変数と/resumeのPR URL検索
Claude Code v2.1.122はBedrock service tierの環境変数選択、PR URLからの/resume検索、画像リサイズ修正を含む18項目の運用環境整備リリースです。
このリリースで何ができるようになるか
Claude Code v2.1.122は、Bedrock経由で運用しているチームと、PRレビューで前後を行き来するチームに刺さる18項目の運用整備リリースです。
- Bedrock経由のリクエストでservice tierを環境変数で切り替えられるようになった:
ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIERでdefault/flex/priorityの3段階を選び、X-Amzn-Bedrock-Service-Tierヘッダーに反映される - PR URLを
/resumeに貼ると、そのPRを作ったセッションを呼び戻せる: GitHub / GitHub Enterprise / GitLab / Bitbucketに対応し、レビュー指摘を受けた時の文脈復元が一手で済む - OpenTelemetry可視化基盤の数値属性が文字列ではなく数値型で送出されるようになった:
api_request/api_errorの集計クエリで型キャストが不要になる
直前のv2.1.121がalwaysLoad MCPやメモリリーク3件修正を含む大型版だったのに対し、本版は運用環境の整備寄りの更新です。
あなたの開発フローはどう変わるか
Bedrock経由でClaude Codeを使うチーム
ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIERで、Bedrock側のSLA・優先度・課金モデルをリクエストヘッダー1本で切り替えられるようになりました。Anthropic公式のauto / standard_only系tierとは別系統で、AWS Bedrockの料金最適化文脈に直接対応します。
| 値 | 用途 |
|---|---|
default | 通常レイテンシ・通常価格 |
flex | レイテンシ許容で割安(夜間バッチ向け) |
priority | 高優先・割増価格(本番障害対応向け) |
例えば「対話セッションはdefault、夜間バッチはflex、本番自動化はpriority」のような切り分けが、環境変数1本で運用に組み込めます。OpenTelemetryと組み合わせれば、tier別のコスト可視化と自動切替の余地も出てきます。
PRレビューを毎日往復するチーム
/resumeの検索ボックスにPR URLを貼り付けると、そのPRを作ったセッションが直接ヒットします。対応ホストはGitHub / GitHub Enterprise / GitLab / Bitbucket。
/resume
> https://github.com/myorg/repo/pull/42レビューコメントを受けた数日後に「このPRを作ったときのコンテキスト」を呼び戻したいケースで、セッション一覧を遡って探す手間が消えます。PR往復が多いチームほど、地味だが体感が大きい変更です。
MCPで重複サーバ登録があるチーム
claude.aiコネクタと同一URLを持つ手動追加MCPサーバがある場合、/mcpが「コネクタが手動追加サーバで上書きされて隠されている」旨と削除ヒントを表示するようになりました。同じMCPを2系統で持ってしまい、片方がneeds-authで詰まる事故が見つけやすくなります。
OAuthブラウザサインインフロー後にまだunauthorizedな場合の/mcpメッセージも明確化されています。
OpenTelemetry可視化基盤を持つチーム
api_request / api_errorログイベントの数値属性が、これまで文字列で送出されていたところから数値型に修正されました。Grafana / Honeycomb等のクエリで型キャストが不要になります。あわせて@-mention解決を追跡するclaude_code.at_mentionログイベントも追加されています。
主な変更点
Bedrock service tierの選択 — ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIER
新環境変数でdefault / flex / priorityの3値が指定でき、X-Amzn-Bedrock-Service-Tierヘッダーに反映されます。AWSの調達契約と料金最適化の文脈に直接乗る変更です。
/resumeがPR URLからセッション検索
PR URLを貼ると作成セッションがヒットします。GitHub / GitHub Enterprise / GitLab / Bitbucket対応。
/mcpがclaude.aiコネクタの重複を可視化
同一URLの手動追加MCPサーバとclaude.aiコネクタの重複表示と、削除ヒント。OAuthブラウザサインイン後にunauthorizedな場合のメッセージも明確化。
OpenTelemetry: 数値属性とat_mentionイベント
api_request/api_errorの数値属性が文字列ではなく数値型で送出claude_code.at_mentionログイベントを追加(@-mention解決の追跡)
環境統合まわりの修正
/branchのfork失敗: rewound timelineを含むsessionでtool_use ids were found without tool_result blocksエラーになる問題を修正/modelのEffortオプション: Bedrock application inference profile ARNでEffortが出ず、ARNにoutput_config.effortが送られない問題- Vertex AI / Bedrockの
invalid_request_error: output_config: Extra inputs are not permitted: session-title生成等のstructured-outputクエリで発生していたエラーを修正 - Vertex AI
count_tokens: proxy gateway経由で400になる問題 - 画像が新モデルで2576px(誤)にリサイズ: 正しい2000px上限に修正
運用品質の修正
spinnerTipsOverride.excludeDefault: 時間ベースのspinner tipsが抑制されない問題- ToolSearch: nonblockingモードでセッション開始後に接続したMCPツールを取りこぼす問題
- bashモードでの
!exit/!quit: CLIを終了させずshellコマンドとして実行 - remote control sessionのidle status redraw: 毎秒2回更新で
tmux -CC制御パイプを溢れさせる問題 - assistantメッセージのblank表示: 一部セッションで起きていたstale view preference
settings.jsonのmalformedなhooksエントリ: ファイル全体を無効化しなくなる- Voiceモード: Caps Lockへのkeybindはエラー表示(端末がkey eventとして配信しないため)
Bedrock service tierが指す「クラウド事業者ネイティブな課金統合」
ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIERは単発の便利機能に見えて、Claude Codeの位置づけが「Anthropic API直結クライアント」から「クラウド事業者の課金体系を素直に通すランタイム」へ寄っていることを示すアップデートと言えそうです。
Bedrockのservice tierはAWS側のSLA・優先度・価格を切り替える概念で、リクエストヘッダー1本で挙動を変えられます。これまでClaude CodeはAnthropic直のtier(auto / standard_only)を主軸に扱っていましたが、BedrockユーザはAWSの調達契約と料金最適化の文脈で動いています。バッチ夜間処理はflex、本番障害対応はpriority、開発時はdefault、という運用パターンがOTel可視化と組み合わさると、tier別コストの可視化と自動切替の余地が広がります。
将来的にVertex AIやAzure経由でも同様の「クラウド事業者ネイティブなtier指定」が増える布石と見ることもできそうです。
まとめ
- Bedrock経由で運用しているチーム: service tier制御とstructured-output 400修正で、AWS調達文脈に沿ったtier運用を組み込めます
- PR往復が多いチームは恩恵あり:
/resumeにPR URLでセッション復元できるのは地味だが効く - OTel可視化を持っているなら集計クエリを見直すタイミング: 数値属性が文字列ではなくなった
- Vertex AI proxy越し / Bedrock ARN指定 /
tmux -CCを使っているチーム: 各環境固有の不具合がまとめて修正されており、proxy / ARN / 制御パイプ周りの摩擦が解消します
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